初春の風物詩「やしょうま」

~りじつぶ~

理事の増田です ^^

3月になりましたね。まだ、雪が舞ったりしてますが・・・
今日は、米粉で作る「やしょうま」のお話です。

北部を中心とする地域では、2月15日は釈迦の亡くなった涅槃会(ねはんえ)の日として、「やしょうま」をつくって仏壇に供える風習がある。やしょうまは、米粉を練ったものに色を付けて蒸したお団子で、以前はどこの家庭でもつくっていた。一般的に「やしょうま」は、家や寺でつくったものを子どもたちがもらい歩いたもので、「やしょうまを引く」と呼んでいた。
*出典:農林水産省HP うちの郷土料理 より

この北部とは、北信のこと。かつては農閑期のこの時期。近所のお母さんが集まって、わいわいしながら作っていたもの。月遅れで年中行事をする地域でもあるため、3月15日にお供えするとも言われています。

また、お釈迦様があの世に行かれる前に食べ、弟子のやしょに「やしょ、うまかった」と言ったという説や、山型の形が「やせた馬の背中」に似ていることから、「やしょうま」というともいわれています。

簡単に作れるレシピをご紹介します!(色は付けず、ごまを入れます)
お休みの日に、ぜひ作ってみてください!!

■材料
上新粉   150g
熱湯    120ml
きび砂糖  15g
自然塩   ひとつまみ
白ごま   大さじ1

■作り方
①ボウルに上新粉、きび砂糖、塩を入れ混ぜる。
②1に熱湯を入れ、はじめは菜箸などでぐるぐるしながら、水分を粉にいきわたらせる。
③手で触れられる程度に冷めたら、手のひらの付け根を使って耳たぶ位の柔らかさにこねる。
④蒸し器の蓋に布を張り(水滴落下予防)蒸気をあげておく。3の上新粉を半分に分け、たいらに伸ばし、蒸し布を敷いた蒸し器に立てて入れ25分蒸す。
⑤4をボウルにとりだし、すりこ木棒などで餅をつくようにつく。触れる程度になったら手のひらの付け根を使ってこねる。
⑥更に白ごまを入れ混ぜる。
⓻棒状にし、箸を2本使い山型にする。

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